近藤精麦では、胡麻の美味しさを追求したところ、焙煎方法に遠赤外線を利用することで、香りもよく、ふっくらソフトな胡麻に仕上がりました。
従来では、胡麻の焙煎方法は2パターンが大半を占めていました。
①直接焙煎・・・胡麻の入った容器等を加熱して焙煎する方法
熱が表皮から順次胡麻の芯に伝わる為、芯まで完全に煎るには強く加熱せねばならず、それにより胡麻が弾けて表皮が破れやすくなり、焦げ臭も発生します。
これをなくそうと弱火で煎ると、熱が芯まで到達せず、不完全の焙煎となり、渋みや青臭みが出ることがあります。
②間接焙煎・・・胡麻に熱風をあてて焙煎する方法
表皮の弾けや破れは少ないのですが、胡麻にボリュームが少なく、胡麻の風味が除去されやすくなります。
遠赤外線は強力な熱浸透作用があり、
私たちは、この原理を胡麻の焙煎に応用することに成功しました。
特徴としまして、
1)胡麻の表皮から芯まで均一に焙煎されるため、色ムラ・焦げ目が少なく、ふっくら・ソフトに仕上がり、ナッツの様な口当たりで胡麻本来の香りを味わっていただけます。
2)胡麻の芯まで熱が十分浸透するため、大きな殺菌効果があります。
3)穏やかな加熱・焙煎により細胞繊維の分解・表皮の硬化が少ないため、皮が剥けることがありません。
4)弱煎りでも渋み・青臭みが無く、強煎りの際は焦げ臭・苦みがありません。
この様に他の食材の邪魔をしない“あっさりとした胡麻”から“香りが強い主張した胡麻”まで柔軟に対応できるのです。
遠赤焙煎の胡麻を社員全員が一丸となり、一つ一つの工程に丁寧にお客様が喜んでいただける商品をお届けいたします。